先日のブログで３月からマスクが自由化されることをお伝えしました。
マスクをどうするかお悩みの方もいると思います。
そこで、本日はそもそも新型コロナウイルスとはどんなウイルスで、
どんな症状を引き起こすのか政府資料を中心に確認したいと思います。
①新型コロナウイルスって何でしたっけ？
「新型コロナウイルス（SARS-CoV2）」はコロナウイルスのひとつです。
ウイルスの形が王冠(おうかん)“CROWN”(クラウン)に似ていることから、
ギリシャ語で王冠を意味する“CORONA”(コロナ)という名前 が付けられました。
ちなみに、新型コロナウイルスの正式名称はSARS-Cov2(サーズ コブ ツー)と言います。
このSARS-Cov2が原因となる疾患(しっかん)をCovid-19(コ ビットー19)と言います。
【つまり、こういうことです】
新型コロナウイルスの正式名称 ＝ SARS-Cov2
SARS-Cov2が引き起こす疾患 ＝ Covid-19
②どうやって感染するんでしたっけ？
主に感染者との接触によって感染します。感染経路として以下のものが考えられます。
①感染者の口や鼻から、咳、くしゃみ、会話等のときに排出される、ウイルスを含む飛沫を吸入する
②エアロゾルと呼ばれる更に小さな水分を含んだ状態の粒子を吸入する
③感染者の目や鼻、口に直接的に接触する
【つまり、こういうことです】
新型コロナウイルスの感染ルートには
①飛沫ルート ②エアロゾルルート ③接触ルートがある
③何で感染するんでしたっけ？
【飛沫、エアロゾルルート】
一般的には、感染者と１メートル以内に近接した環境において感染します。
また、エアロゾルは１メートルを超えて空気中にとどまります。
そのため、換気が不十分であったり、混雑した室内では、
感染が拡大するリスクがあることが知られています。
【接触ルート】
ウイルスが付いたものに触った後、手を洗わずに、目や鼻、口を触ることにより感染することもあります。
WHOは、新型コロナウイルスは、プラスチックの表面では最大72時間、ボール紙では最大24時間生存するなどとしています。
【つまり、こういうことです】
新型コロナウイルスは、次の時に感染します。
①飛沫、エアロゾルルートは換気の悪い場所で、感染者が近くにいた時
②接触ルートは、感染者が触ったものを触った後、自分の目などを触った時
④感染すると何が起こるんでしたっけ？
新型コロナの症状としては、発熱・のどの痛み・鼻水・咳・全身のだるさなどが現れますが、
そのほとんどが2～4日で軽くなります。順調に経過すれば「かぜ」と大きな違いはありません。
一方で、高齢者や基礎疾患を持っている方は重症化しやすく、死亡リスクもあります。
また、後遺症も報告されており、疲労感・倦怠感、関節痛、筋肉痛、咳、喀痰、息切れ、胸痛、脱毛、記憶障害、集中力低下、頭痛、抑うつ、嗅覚障害、味覚障害、動悸、下痢、腹痛、睡眠障害、筋力低下などがあります。
現時点の調査研究では、罹患後症状の多くは、時間経過とともに症状が改善することが多いとされています。
【つまり、こういうことです】
新型コロナウイルスに感染すると
①かぜのような症状が出る ②ほとんど人が軽傷で治る
③後遺症が残る可能性がある ④高齢者等は死亡リスクがある
⑤療養期間はどれくらいでしたっけ？
【令和４年９月時点】
①有症状患者は、発症日から 10 日間経過し、かつ、症状軽快後 72 時間経過 した場合には 11 日目から解除を可能
②無症状患者は、検体採取日から7日間を経過した 場合には8日目に療養解除を可能
(ただし、10 日間が経過するまでは、検温など 自身による健康状態の確認や、リスクの高い場所の利用や会食等を避けること、マ スクを着用すること等の感染対策を求めること)
【つまり、こういうことです】
症状があれば１０日間、無症状ならば７日間の療養
⑥今後の対策はどうなるんでしたっけ？
①マスクについては、２０２３年３月１３日から各自の判断になる予定です。
なお、以下の場面ではマスクの着用が有効になることを厚生労働省は呼びかけるようです。
【マスク着用が有効な場面】
①医療機関の受診をする時
②重症化リスクの高い人が多い医療機関や高齢者施設などを訪問する時
③通勤ラッシュ時など混雑した電車やバスに乗車する時
マスクの有効性について、有識者の科学的見解については、過去のブログもご参照ください。
②新型コロナウイルス感染症の「５類感染症」移行は、２０２３年５月８日の予定です。
「５類感染症」に移行すると何が変わるのかについては、今後のブログでご紹介します。
【つまり、こういうことです】
①マスク自由化は３月１８日から
②５類感染症移行は５月８日から
⑦まとめ
本日は、新型コロナウイルス感染症（cobid-19）について、復習をしました。
感染が流行し始めてから時間が経ち、新たにわかってきたこともたくさんあるようです。
今後、マスクの自由化や５類感染症への引き下げなど、感染症対策が変化していきます。
感染症の特徴を踏まえながら、対応していきたいですね。
