先日の記事では「診療報酬請求事務能力認定試験」の対策に必須な「点数表」を効率よく引くためのインデックスの付け方について解説しました。
今回からいよいよ「実技対策」の方法についてお伝えします。
①「診療報酬請求事務能力認定試験」の実技試験
過去の記事でもご紹介しましたが「診療報酬請求事務能力認定試験」には、学科試験と実技試験があります。
そして、実技試験には「外来」と「入院」にレセプト作成の試験があります。
当ブログでは、実技試験は「外来」から対策をすることをお勧めしております。
②「外来」から対策をすることお勧めする理由
「外来」から対策を始めることをお勧めする理由はシンプルで「外来」の方が簡単だからです。
下の表のように「外来」はカルテの内容が日帰りで実施する簡単処置（手術）がメインになることが多いので、入院に比べて点数計算をする項目数が少なく、計算が簡単です。
だから「入院」よりも取り組みやすく、挫折しにくいと思います。（ただし「基本診療料」の計算だけは、かなり複雑です。ここだけは、頑張ってください）
③「外来」の過去問の傾向
第５０回試験から最新の第５７回試験までの「外来」の過去問の傾向を分析すると
以下のことが挙げられます。
①基本診療料（初診料、再診料）の出題の仕方が複雑
②主訴（メインの疾病）は挫創【ざそう】（一般的なケガ）が多い（４回出題）
③既往症として「糖尿病」「高血圧」等を発症していることが多い（５回出題）
つまり、基本診察料の計算方法、「挫創」の点数計算の一般的なパターン、「糖尿病」等の既往症がある場合のパターンを覚えることが、基本的な対策につながることになります。
この視点を持って、外来の試験対策をしていきます。
④まとめ
今回は、実技対策として「外来」レセプトから取り組んだ方が良い理由。
そして、過去問の分析からわかる「外来」カルテのパターンの紹介をしました。
今回明らかになった「基本診療料」「挫創等の手術、処置」「糖尿病等の既往症」のカルテの解読方法と点数計算の仕方については、次回の記事で詳しくご紹介します。
一緒に、独学合格目指して頑張りましょう！！
【おすすめの独学グッズ！！】
①点数表（本ブログはこの点数表の改造方法を解説しています！）
②過去問（本番から逆算することが独学の基本！！）
③入門本（基本を学ぶにはこの本！！）
④ドリル（練習にうってつけ！）
⑤法制度解説本（学科対策にこの１冊！！）
