前回更新から、だいぶ空いてしいました。(看護学校入学手続きがあったもので、、、)
さて、今回は外来レセプト3大難関の1つである
「基本診療料」の攻略方法について解説します。
①初診料はあるか
診療録(カルテ)を見て、初診料が発生する診察、処置があるかを確認します。
カルテの傷病名の「開始欄」を確認し「終了」になっていない傷病がある場合
初診料は発生しない可能性もあります。
なお、初診料は288点(令和5年4月1日現在。以下、本記事の点数は全てこの時点に準拠)です。
②初診料に加算はあるか
初診料は、初診をした診療時間によって加算(追加料金)が発生します。
ひとまず①18時以降か ②休診日か ③日曜日か
この3つの視点で診療録を確認すると加算の有無がわかります。
※加算点数は、試験問題が診療所を想定することが多いため、その点数にしています。
③「再診料」なのか「外来診療料」なのか
再診(通院中の診療所、病院での診療行為)には、
医療機関が診療所、病院(200床未満)の場合は再診療(73点)が
病院(200床以上)の場合は、外来診療料(74点)が発生します。
問題文の設定を見て病床の数をチェックしましょう。
④再診料は何回あるか
カルテを見て、何回再診料が発生しているか、印をつけていきましょう。
⑤再診料に診療時間の加算はあるか
初診料と同じように、再診料にも診療時間の加算があります。
ひとまず①18時以降か ②休診日か ③日曜日か
この3つの視点で診療録を確認しましょう
⑥再診料に届出の加算はあるか
再診料には診療時間以外の部分でも加算があります。
問題の設定文「届出の状況」の欄を確認し、加算があるかをチェックしましょう。
⑦外来管理加算は発生するか
再診時には、計画的な医学管理に対する加算である「外来管理加算」(52点)が発生することがあります。
基本的な診察、処方箋の交付といった診療行為については「外来管理加算」が発生します。
一方で、以下の医療行為を行った場合は発生しないので、注意が必要です。
⑧まとめ
今回は、診療報酬請求事務能力認定試験の実技試験(外来)で難関となる
「基本診療料」の攻略ポイントについて解説しました。
かなり、大まかな話をしているので細かい部分については、
点数表等を確認してください。
図やイラストで、イメージしやすいようにしていますので
印刷等をして、試験会場に持ち込んでいただいてもOKです!!
次回は「挫創等の手術、処置」について解説します!
一緒に、独学合格目指しましょう!!
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